ニコチン離脱症状と対処法

たばこを止めると、イライラしたり落ち着かなくなるなど、ニコチンの離脱症状(禁断症状)が出現します。禁煙失敗の多くは、この離脱症状をコントロールできずに喫煙を再開してしまうことにあります。
ニコチンが体内から抜ける72時間以内がこの離脱症状がピークになることを、あらかじめ認識しておくことが大切です。

行動パターンを変える

  • 朝の一服をしていた人は、洗顔、歯磨き、朝食などの行動の順序を変える
  • 外食は、禁煙席のあるお店を選んで、食事は早めに席を立つ
  • コーヒーやお酒を控える
  • たばこを吸わない人と一緒に行動する

環境を変える

  • たばこ、灰皿、ライターなどの喫煙具を置かない
  • 喫茶店、居酒屋、パチンコ店などたばこを吸いたくなる場所に行かない
  • 自販機などたばこを手軽に購入できる場所をできるだけ避ける
  • 周囲に禁煙していることを伝え、喫煙者にたばこをすすめないように頼む

他の行動に置き換える

イライラするとき、落ち着かないとき

  • 深呼吸をする
  • 水やお茶を飲む
  • 氷のかけらを口に含む

集中できないとき

  • 禁煙後1週間(特に禁煙後2~3日)は仕事を減らしてストレスを避ける

口さみしいとき

  • 飴をなめたりガムをかむ
  • 歯を磨く

だるさや眠気を感じたとき

  • 軽い運動をする
  • 睡眠を十分にとる
  • 昼寝をする

頭痛がするとき

  • 深呼吸をする
  • 足を高くしてあおむけに寝る

眠れないとき

  • カフェイン入りの飲み物をさける
  • 軽い運動をする
  • ぬるめのお風呂に入る

便秘

  • 水分を多くとる

手持ちぶさたのとき

  • 音楽を聴いたり、趣味に取り組む
  • 掃除、ガーデニングなど手を動かすことをする

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