たばこの害

たばこの煙には、あわせて約5,300種類の化学物質が含まれており、その中には約70種類の発がん性物質が含まれています。
特に、たばこの三大有害物質と呼ばれている、「ニコチン」、「タール」、「一酸化炭素」は、人間の体に様々な悪影響を及ぼします。

ニコチン

末梢血管を収縮させ、心拍数を増やしたり血圧を上昇させ、心臓に負担をかけ血管の老化を促進させます。
強い依存性があり、ニコチンが切れてくると、眠くなったりイライラするなどの「離脱症状」が出現します。

タール

「ヤニ」と呼ばれる黄褐色のネバネバした液体。多くの発がん物質が含まれています。

1日1箱(20本)を1年間吸った場合のタール量
左は非喫煙者の肺、右は喫煙者の肺
(平間敬文著「子供たちにタバコの真実を」より)

一酸化炭素

酸素を運搬する血液中のヘモグロビンと強力に結びつき、酸素の運搬を阻害するため、体内を酸欠状態にします。全身が常に酸欠状態になり、動脈硬化を促進させます。

22歳の一卵性双生児が、40歳になった時にたばこを吸う場合と吸わない場合でどのような違いが見られるかシミュレーションしたものです。

どちらが若く見えますか?

たばこを吸わない右の女性に比べ、たばこを吸う左の女性は、目じりや口周りのしわ、肌のくすみ、歯の色素沈着など喫煙者特有の変化が見られます。
これはたばこの影響による「Smoker’s Face(スモーカーズフェイス)」と呼ばれ、年齢以上に老けてみられてしまいます。

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