からだの様子を知るために測定した値の解説です
BMI
/ Body Mass Index / ボディ・マス指数 / 体格指数 /
[体重(kg)]÷[身長(m)]÷[身長(m)]で算出される値です。肥満や低体重(やせ)の判定に用います。
日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。
BMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされています。25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、30を超えると高度な肥満としてより積極的な減量治療を要するものとされています。
肥満度分類
BMI(kg/m2) | 判定 |
---|---|
18.5未満 | 低体重 |
18.5以上25.0未満 | 普通体重 |
25.0以上30.0未満 | 肥満(1度) |
30.0以上35.0未満 | 肥満(2度) |
35.0以上40.0未満 | 肥満(3度) |
40.0以上 | 肥満(4度) |
(出典:e-ヘルスネット)
腹囲
へその高さで計る腰回りの大きさ。内臓脂肪の蓄積の目安とされ、メタボリックシンドロームを診断する指標のひとつです。
2008年4月から「特定検診・特定保健指導」の制度が実施され、40歳から74歳までの男女を対象に内臓脂肪型肥満に焦点をあてた検診が行われています。なかでも内臓脂肪の蓄積の目安となるのがウェスト周囲径です。男性の場合ウェストサイズが85cm以上、女性の場合は90cm以上としています。この数値は内臓脂肪の断面積が100㎠に相当します。
血圧
上の血圧は心臓が収縮したときの血圧で収縮期血圧、下の血圧は拡張したときの血圧で拡張期血圧と呼ばれます。日本高血圧学会では、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上を高血圧としています。高血圧は脳卒中や心臓病のリスクを高めます。
成人における血圧値の分類(mmHg)
分類 | 診察室血圧 (収縮期血圧/拡張期血圧) | 家庭血圧 (収縮期血圧/拡張期血圧) |
---|---|---|
正常血圧 | 120未満 かつ 80未満 | 115未満 かつ 75未満 |
正常高値血圧 | 120-129 かつ 80未満 | 115-124 かつ 75未満 |
高値血圧 | 130-139 かつ/または 80-89 | 125-134 かつ/または 75-84 |
Ⅰ度高血圧 | 140-159 かつ/または 90-99 | 135-144 かつ/または 85-89 |
Ⅱ度高血圧 | 160-179 かつ/または 100-109 | 145-159 かつ/または 90-99 |
Ⅲ度高血圧 | 180以上 かつ/または 110以上 | 160以上 かつ/または 100以上 |
(孤立性)収縮期高血圧 | 140以上 かつ 90未満 | 135以上 かつ 85未満 |
呼気中一酸化炭素濃度
タバコの煙に含まれる200種類の有害物質の一つである一酸化炭素を、どのくらい体内取り込んでいるか測定します。
出典;「e-ヘルスネット」