どんなふうに塩分を摂っている?Hakobit「食生活に関するアンケート」結果

このアンケートについて

函館市民の健康課題として、心血管疾患や腎不全の危険因子となる高血圧が多い傾向があります。高血圧の原因の1つに「塩分の摂りすぎ」があることから、今後の健康づくりに関する事業の参考とすることを目的に、はこだて健幸アプリ「Hakobit」で塩分摂取状況についてのアンケートを実施しました。
なお、このアンケートは「塩分チェックシート」(製鉄記念八幡病院 土橋卓也先生作成)を参考にしています。
※令和5年6月23日(金)~29日(木)に開催する「食育月間パネル展in図書館」では、詳しいアンケート結果を紹介しています。

アンケート実施期間

令和5年5月17日(水)~5月23日(火)
※アンケート回答者にはHakobitポイントを付与

回答者情報 (回答数1,696)

性別

年齢

塩分チェックシートの点数に基づく評価

塩分チェックシートについて

チェックシートに答えると、結果によって塩分の摂り方(少ない・平均的・多め・かなり多め)を判定できます。また、何から塩分を摂っていることが多いかを、振り返ることができます。

回答者の平均点数は・・・13点でした

13点の評価:食塩摂取量は平均的と考えられます。減塩に向けてもう少し頑張りましょう。

しかし、下表のとおりあと1点で「多め」の評価となるため、油断は禁物!

*「平均的」でも気をつけないといけないの?
日本人の平均塩分摂取量は10.1gに対し、塩分目標摂取量は男性:7.5g未満・女性:6.5g未満です。健康志向の高まりにより、長期間で見ると減少傾向ですが、あともう少し減塩が必要な状況です。

アンケート結果より

〇特に注意が必要な習慣「多めの食事量」「汁物を食べる頻度」に注意

「食事の量が人より多め」と答えた人は18.8%(男性:23.3%,女性:16.1%)、「みそ汁やスープのなどの汁物を1日2杯以上食べる」と答えた人は15.2%でした。この回答は、特に塩分の摂りすぎにつながりやすい習慣です。

実践ポイント
みそ汁やスープは1日1杯まで!
インスタント品は1杯あたり2g程度のものが多く、適塩よりも濃いめなので、減塩タイプを選ぶのがおすすめです。家で作る時は、具沢山にすると調味料を減らしてもおいしく、器に入る汁の量が減り、減塩につながります。

食べ過ぎず、腹八分を心がける
せっかく減塩した料理でも、食べる量が多くなると口に入る塩分量も多くなります。くれぐれも食べ過ぎないように・・・。

〇男性の方が麺類をよく食べて、汁も飲み干す人が多い?!

麺類を食べる頻度について「ほぼ毎日」と答えたのは男性:9.7%・女性:4.3%、「週に2~3回」と答えたのは男性:41.8%・女性:31.6%でした。さらに、麺類の汁を飲むかどうか「すべて飲む」を答えたのは男性:23.8%・女性:5.7%でした。

実践ポイント
麺類の汁は全部飲まない!
麵類の汁、おいしいですよね。でも体のためにはほどほどの量で。

*主食・主菜・副菜を一皿で食べられる麺類は、汁の飲み方や具材に注意すれば、バランスのとれる料理です。

○調味料のかけすぎも注意!

しょうゆやソースなど、調味料を食卓で料理にかける頻度について「よくかける(ほぼ毎食)」と答えたのは、男性:16.8%・女性:6.1%でした。この回答も注意が必要な習慣です。

実践ポイント
調味料は味付けを確かめてから使う!
調味料を使いたくなったら「かける」より「つける」
さらに付け方でコツコツ減塩できます。

今回のアンケートでわかったこと

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